雪国出身が思う雪中キャンプ
今シーズンは一度も雪の降らない我が家です。
昨日は関東地方も雪が降るなんて予報が出ていたけれど、降りませんでした。
これは実家から10分ほどのスキー場からの景色です。これくらいの豪雪地帯、山の中育ちです。
実家の裏です。スキー場ではありません(笑)甥っ子も加わって、雪遊びし放題です。
雪というと、雪国出身としては。通学も通勤も大変で、除雪作業のために朝晩時間をとらなければならず(ひどいときは数時間ごとに)、昼でも暗いし、何より寒いし。農業していたじいちゃんは冬は東京へ出稼ぎに出て行かなければならなかったし(これは私が子供の頃までの話)。とってもネガティブなイメージ。
栃木県の南端で雪の降らないところで生まれ育った旦那さまには、スキー!ボード!!スノースクート!!!とポジティブなイメージ。
それは、キャンプに関しても同じことで。
毎年、しつこく誘われます。雪中キャンプ。
雪の中でキャンプなんて子どものトイレはどうするの!?とか。雪が積もりまくってテントから出られなくなったらどうするの!?とか。ストーブ入れて、一酸化炭素中毒で死んじゃったらどうするの!?とか。雪で苦労している雪国の人に失礼よ!とか。散々反対されるにも関わらず、いまだに誘ってきます(笑)
私のイメージのせいでしょうか。
雪中キャンプ。積雪2メートル超えで。テントを張る場所を踏み固め。去年こんなにごついブーツは要らないって売ってしまったソレルがあればよかったと後悔し。雪で心配だからソリスシルはやめて重たいけどアメドを運ぶ。雪まみれになりながら大汗かいて、なんとか設営。それからトイレまでの道を除雪して。それだけでもうクタクタ。ボタンボタンと大きな湿った雪がみるみるうちにテントに積もり、除雪。雪が積もり、除雪。雪遊びでなぜかウェアーの中までビチョビチョになった子供たちの服を干し。靴を乾かし。一休憩して、子どもがトイレ。漏らす前に急いで除雪して。。。ネガティブイメージの連鎖。
がんばってポジティブイメージの雪中キャンプ。
天気はくもり。雪がよく締まったところにテントを設営。ソリもよく滑る。荷物もソリで運べちゃう!寒いけど、焚き火と豚汁と熱燗(私は新潟出身なのに、日本酒がダメなので、ホットワインかホットウィスキーかな)で楽しく過ごせる。朝起きたら、快晴で更に雪が締まっていて、凍み渡り!!
。。。そんなに世の中うまくいくはずがない!
寒いのはいいの。暑いよりずっといい。
でも。焚き火でマシュマロくらいでいいじゃない?雪はいらないんじゃない?雪のない場所にテントを張って、たまたま降ったらラッキーでいいじゃない??キャンプで疲れちゃったら、そのあとスキーにいけないよ?
今日は私のつぶやきです。
きっと、それでも誘われるんです。雪中キャンプ。
私の気持ちを変えられるくらいのものすごい妄想を聞かせてくださいね。